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二代鶴澤観西翁 三代鶴澤寛治郎
伊賀越道中双六 沼津の段 ほうがく盤 昭和十五年
5507
恥ずかしながら聞いて〜
5508
あの妙薬をどうがなと〜
5509
嘆きの端々つくずくと〜
5510
あとに親子は顔見合わせ〜
5511
お米は印篭手にとって〜
5512
げに人心さまざまに〜
5513
してその頼みの様子は〜
5514
わけて血の緒の三界に〜
5515
やっぱり拾うた薬にして〜
5516
今死ぬる者に遠慮はあるまい〜
5517
聞いたはこの親父ひとり〜
5518
親父様平三郎でございます〜
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