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二代鶴澤観西翁 三代鶴澤寛治郎

伊賀越道中双六 沼津の段 ほうがく盤 昭和十五年

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恥ずかしながら聞いて〜

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あの妙薬をどうがなと〜

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嘆きの端々つくずくと〜

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あとに親子は顔見合わせ〜

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お米は印篭手にとって〜

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げに人心さまざまに〜

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してその頼みの様子は〜

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わけて血の緒の三界に〜

5515

やっぱり拾うた薬にして〜

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今死ぬる者に遠慮はあるまい〜

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聞いたはこの親父ひとり〜

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親父様平三郎でございます〜

      

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