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名人のおもかげ解説者について  参考: 私説昭和の文楽、国立国会図書館サーチ、日本人名大辞典、東京文化財研究所無形文化遺産報告第一号

大西重孝(1905〜1967)
滋賀県生まれ。人形浄瑠璃研究家。大阪車輌工業勤務。「十三夜会」同人、「演劇界」同人、関西演劇ペンクラブ会員。文楽協会専門委員。「文楽人形の芸術」等の著者、「義太夫年表」(明治篇)の編集等、労作がある。

木村豊三郎(?〜1966)
内安堂寺町一丁目に居住。文楽贔屓の医者。近松研究会会長。元人形浄瑠璃因協会常務理事。

九里四郎(1886〜1953)
東京生まれ。洋画家。義父磯野良吉は近松座創設者の一人。

北岸佑吉(1903〜1976)
滋賀県生まれ。大阪朝日新聞学芸部記者、退職後は大阪芸大教授など。「演劇評論」同人。著作に「能のたのしみ」など。

木谷蓬吟(1877〜1950)
大阪生まれ。演劇研究家。本名は正之助。五世竹本弥太夫の次男。妻は木谷千種。近松研究に尽力した。著作に「大近松全集」「文楽今昔譚」「浄瑠璃研究書」など。

高安六郎(1878〜1959)
大阪生まれ。同三郎(月郊)の弟。号吸江。道修町四丁目にあった高安病院内科医長を勤める傍ら、能・文楽の研究で一家をなし、天覧文楽の際には解説役をつとめた。関西演劇ペンクラブ会長。人形浄瑠璃因協会副会長。

升屋治三郎(1894〜1974)
演劇評論家

安原仙三(1903〜1955)
神戸須磨に居住。義太夫愛好家、レコード収集家。東京文化財研究所に安原コレクションが残されている。雑誌へ寄稿したものに、「義太夫レコード談義」「攝津大掾のレコード」「義太夫レコードのこと」がある。

山口廣一(1902〜1979)
大阪生まれ。大阪毎日新聞社学芸部記者。著書に「大阪の芝居」「文楽の鑑賞」「延若藝談」「梅玉藝談」など。「七人の会」主催。国立劇場専門委員。文楽協会運営委員

吉永孝雄(1910〜1992)
大阪生まれ。教育者。人形浄瑠璃研究家。国立文楽劇場専門委員、文楽因協会副理事長など歴任。「文楽」「カラー文楽の魅力」「日本の古典芸能7浄瑠璃」等の共著。貴重な蔵書の一部は、園田学園女子大学近松研究所の吉永孝雄文庫に残されている。