第13回特集は、六代鶴澤友次郎師の音源を聞いていただきます。明治16年七代鶴澤三二入門、四代猿糸を経て、明治45年六代友次郎(友治郎)襲名し、三味線で紋下格になった人です。長らく三代津太夫の相三味線を勤め、西風の芸風を伝えました。レコードは古くは二代津太夫から、三代南部太夫、三代津太夫、二代古靱太夫と組んだものがあります。今回の音源は三代竹本津太夫との忠臣蔵六段目を紹介します。音源はレコード1面単位で載せます。音質については補正しておりませんので聞き苦しい点はご了承下さい。テキストは「義太夫全集」(日本音曲全集)「浄瑠璃名作集」(日本名著全集)、床本など。芸談については「国立劇場上演資料集」「芸談かたつむり」「山城少掾聞書」など、さらに友次郎師については「文楽談義」(義太夫研究会編 創元社)「続文楽の研究」(岩波文庫)などを参考にしてください。
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