第二回特集は非文楽系義太夫の音源を聞いていただきます。これらの座の芸は二代団平の芸風の継承と、まだ世界が狭かった頃の町文化が投影された個人芸に支えられていたと考えられます。それはある意味では普遍性を持たないものかも知れませんが、義太夫のさまざまな実体験の1例として今日の近代義太夫へ至る橋の人柱となり得たと思っています。音源の加工はできないので最小単位であるレコード1面単位で載せます。また、音源は約1ヶ月毎に入れ替えていきます。 また、今回のテキストはすべて歌謡音曲集にありますが、一部は文楽浄瑠璃集、過去の上演パンフレット付録床本も利用できます。
<2竹本春子太夫 / 2豊澤新左衛門 艶容女舞衣 酒屋の段> シンホニー盤
<2竹本春子太夫 / 2豊澤新左衛門 八陣守護城 本城の段> トーゴー盤