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四ツ橋文楽座開場

                

 かつて都市や街にとって、劇場はハレの時空間を共有する場、まさに地域のレガシーとして受け継ぐものであった。今回は、昭和初期の四ツ橋文楽座開場資料を紹介する。昨秋に国立劇場は50周年を迎え、記念イベントが行われている。さらに五輪を盛り上げるための行事や近い将来に大改修も予定され、次代へ続いていく。

  関連する過去の展示: 劇場の近代化 



              

【四ツ橋文楽座プログラム

昭和5年1月 竣成記念 初春興行 

186mm×133mm

紋下 三代竹本津太夫

開場記念床本 平家女護島 鬼界ヶ島の段

159mm×115mm

開場興行で鬼界ヶ島の段を復活するにあたり豊竹古靱太夫が作成した。

                   

竣成記念絵葉書】

文楽座外観

91mm×142mm

内部天井

91mm×142mm

絵葉書タトウ

181mm×102mm

                       

【その他】

四ツ橋文楽座概要 冊子

139mm×196mm

座新築落成御披露 冊子

129mm×189mm

京都では南座が新しく建て替えられ、ほぼ同時に京・阪に新しい劇場が出現した。

近松座正面 絵葉書 

91mm×139mm

四ツ橋文楽座は、明治末期に建てられた旧近松座を設備など大改修してできたものである。

        

            


  参考: 私説昭和の文楽、文楽興行記録昭和篇